「何者」になりたい?

 

前回は思わずポルノオタク路線へと
突っ走ってしまった…
反省はしていますが後悔はしていません。

 

 

 

 

この先の仕事や人生なんかについて
考えるとき、いつもボンヤリと頭の片隅に
あった疑問のようなものを、まとめたい。
(きっとまとまらないと思うけど、言葉にしておきたい)

 

 

多分、生きてるなかで誰しも
一度は考えるであろう、
「私は何をしたいのか」ということ。
進路相談か?という感じですが。


もっと言えば、
「私は何者になりたいんだろう?」

 

 

 

ということで、劇場公開時ぶりに
映画『何者』を観ました。(単純)

 

 

人として、誰が一番価値があるのか”
という
言葉が予告では使われていたけれど。
こんなパンチのある、ともすれば炎上しそうな
表現をするなんて、なかなか挑戦的だな。

 

 

↓※あらすじと感想。
(5人の男女が協力し、内定目指して就活をする話。佐藤健菅田将暉有村架純二階堂ふみ岡田将生、それぞれキャラクターが立ってて良い。人間的な闇深さがリアルで、胸の中が掻き回される。個人的に、自分を否定されたような後味の苦さがあった。後半の演出も面白くて、好き。あと山田孝之の理系院生感がまたリアル。もし観たなら、ぜひ色々な感想・考察を読み漁ってほしい。)

 

 

就活には、人それぞれに
様々な理想の就職先があって、
そこに入るための勝負がある。
わたしも試験ではそうだったけど。

 

その先に、何があるんだろう。

 

企業への就職ではなく、
“これからは個の時代。
世界に通用する人間にならなきゃ。”
というようなセリフもあったけど。

 

“世界に通用”して、どうしたいんだろう。

 

 

悶々と考えるうちに、

生きる意味とは、生物としての種を存続させることで、ならば生殖のほかに意味のあることなどないのではないか、いっそカゲロウのように死んでいくべきなのでは…

みたいな厨二病的思考に、
いまだによく陥ってしまう。
26歳なのに。

 

 


「こんな俺らにも、何かデッケェこと
 できるんじゃないかって」
と、バンドマンは よく言います。
いや、バンドマンに限らずですが。笑

 

どうして人は そう願うのかな。
マズローの欲求五段階説、
というのに基づいているのかしらん。

 

f:id:edo-word:20200501120832p:plain

こういうの。

 

 

 

 

ただ、相反する考え方もある。

 


以前観てたドラマ『カルテット』から、
松田龍平のセリフで印象に残ったもの。

 

 
“みんながみんな、
 向上心をもつ必要はないと思うんです。
 みんながみんな、
 お金持ち目指してるワケじゃないし。
 みんながみんな、
 競争してるワケじゃないし。
 ひとりひとり、丁度良い場所って、
 あるんだと思います。”

 

 

ん~~、たしかに。

 

向上心なんか持たなくても、
満たされることはできる。
いくらでも幸せになれる。

 

大きな夢を持たなくたって、
十分に生きていけるのだ。

 

 

でも、それって“諦め”なのかなぁ。

 

実際、松田龍平はドラマの中で、
自分には音楽の才能がないことを
何度も痛感している。

 

本当はみんな、どこかで
「何かデッケェことしてみたい」
という夢を、見てるのかな。
もしくは、見ていたのかな。

 

 

 

(素朴な疑問だったので、ツイッターで「もし有名になれるなら なりたいか」というアンケートを取ってみたら、「なりたい」43%「なりたくない」57%でした。28票中。笑  統計とってみたら、どうなるんだろう。理由も聞いてみたいけど。)

 

 

そしてきっと、
「有名になりたいなんて思ったこともなかった」
という人が、ひょんなことから
大物になることだってあるんだよな。
まあそれが、大物たる所以なんだろうけど。

 

人生の欲求において、
需要と供給が一致することなんて、
ごく稀なんだろう。

 

 

普段あまり聴かないけど、
back number の「日曜日」の歌詞で

 

“たとえ世界を救えなくたって
 有名になれなくたって
 君を守る為に生きられたら
 後悔しないだろう”

 

というものがあった。良いねと思う。

 

 

ただ、その生き方が どうしても
うまくできなかったのが、
ソラニン』の種田なんだよなあ…。
エモい。

 

 

 

ちなみにわたしは、きっと
「何かデッケェことしてみたい」派。

なんてったって、自己顕示欲強太郎だし…。

 

だから今でも、自分の価値を探しています。

 

 


みなさんは、どっち派でしょうか、

 

 

何者

何者

  • 発売日: 2017/05/10
  • メディア: Prime Video